既報の通り、NECは15.4型ワイド液晶を搭載したノートPC「LaVie L」新モデルを発表、プレス向け説明会を開催した。25日発売で店頭予想価格は175,000円前後。カラーバリエーションは、スパークリングレッド、スパークリングピンク、スパークリングホワイト、スパークリングブラックの4色をラインアップし、Web直販サイト「NEC Direct」ではプレミアムパールシルバーも選べる。
LaVie L新モデルの仕様は、CPUがIntel Core 2 Duo P8600(2.40GHz)、メモリはNECのコンシューマ向けPCとしては最大となる4GBにスペックアップ。HDD容量も約320GB(SATA、5,400rpm)となり、ハイビジョン映像の取り込みから編集、DVDへの保存など、高画質で大容量のデータでも快適に操作できる基本性能となった。ディスプレイは、色再現範囲約72%(NTSC比)を実現したスーパーシャインビューEX2液晶へと進化。明るく鮮やかな画面を実現している。
この春モデルでは、天板やパームレストなどに、ガラスフレークという20~40ミクロンのガラス粒子をちりばめた塗装を採用。見る角度で色や光沢感が変わる高級感あるデザインとなった。しかも、本体色にあわせたガラスフレークを用意。スパークリングレッドとスパークリングピンクでは赤系のガラスフレーク、スパークリングホワイトとプレミアムパールシルバーは白色のガラスフレーク、またスパークリングブラックは白と青のガラスフレークが混ぜられている。塗装方法も変え、スパークリングレッドとスパークリングピンク、プレミアムパールシルバーは下塗り+ガラスフレーク入り塗装+UVコートにより元の色味をそこなうことのないキラキラ感を再現。スパークリングホワイトとスパークリングブラックはガラスフレーク入り塗装+UVコートで深みのある色となっている。各色とも液晶周りはキラキラ感を抑えた画面が見やすい塗装としている。
また機能では、使いやすさにこだわった「手書きでお助けパッド」機能と「ぱっと観スライドショー」機能を搭載。「手書きでお助けパッド」は、メールやワープロ/表計算ソフトで文章を入力する時に、記号や読み方のわからない漢字をスライドパッド「NXパッド」に指で書くことで自動的に文字の候補を表示する。以前、中国向け製品では漢字入力の際に同様の機能を搭載したことはあったが、国内では初となる。起動は「NXパッド」の左右クリックボタンを同時に押すだけ。必要な時にすぐに利用できる。
結構むちゃくちゃな手書き入力をしても、似ている文字を見つけ出してくれる |
「ぱっと観スライドショー」は、デジタルカメラで撮影した写真が入ったメモリカードを、「LaVie N」のメモリカードスロット(SD、メモリースティック、xD-ピクチャーカード対応)に差し込むだけで起動。従来のPCでは、「メモリカードを差す」「画像閲覧ソフトを起動」「メモリカード内の画像を取り込む」「スライドショーを起動」と4ステップかかっていたが、わずか1ステップで利用できるようになった。縦向きで撮影した画像を横向きに自動回転し、BGMが変えられるなどの各種設定変更にも対応している。
Web直販サイト「NEC Direct」専用モデル「LaVie G タイプNアドバンスト」(LaVie G タイプL (a))は1月上旬受注開始で、価格は130,410円から。ディスプレイとして高精細・高解像度のスーパーシャインビューEX3液晶を、また光学ドライブとしてBlu-ray Discドライブを選択可能。さらに、CPUはCore 2 Duo P9600、HDDは7,200rpmと高速タイプへのアップグレードも用意されている。