NECは22日、ハイエンドユーザー向けノートPC「LaVie L」シリーズの春モデル「LaVie L LL750/SG」と、「LaVie G タイプLアドバンスト」の2機種を発表した。店頭予想価格はLL750/SGが175,000円前後、LaVie G タイプLアドバンストが120,000円前後。
「LaVie L LL750/SG」
LaVie L LL750/SGは、従来モデルからスペックやAV機能、使いやすさを強化。まずスペック面では、CPUにIntel Core 2 Duo P8600(2.40GHz)、チップセットにはMobile Intel GM45 Expressを採用。メモリは標準で4GB(最大4GB)が搭載され、HDDは320GBとなっている。ハイエンドユーザーでも快適に使用できるパワーがウリだ。また液晶ディスプレイには、15.4型ワイドのWXGA(1,280×800)。高輝度で色の再現性が高く、視野角の広い「スーパーシャインビューEX2液晶」が採用されている。光学ドライブは2層書き込み対応のDVDスーパーマルチで、無線LANはIEEE802.11a/b/g/n Draft 2.0に対応。搭載OSとしてWindows Vista Home Premium SP1を採用、またMicrosoft Office Personal 2007がプリインストールされている。
AV機能面では、AVCHD形式対応の動画編集ソフト「DVD MovieWriter for NEC」を標準搭載。デジタルビデオカメラなどで撮影した高画質な映像を、ソフトの追加なしで取り込み、編集、記録が可能だ。さらに写真活用ソフト「SmartPhoto」では、デジタルカメラの撮影画像などを記録したメディアをセットするだけで、自動的にスライドショーが開始される「SmartPhoto ぱっと観スライドショー」を搭載。この春モデルから新搭載のHDMI端子を使えば、大画面液晶テレビで動画やスライドショーなどを楽しめる。この他、DTCP-IPに対応しており、録画したTV番組をホームネットワーク経由で視聴できるようになった。
動画 - 「SmartPhoto ぱっと観スライドショー」 |
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撮影画像などを記録したメディアをセットするだけで、自動的にスライドショーが開始される |
使いやすさという面では、ポインティングデバイス「NXパッド」に手書き文字入力を行える「手書きでお助けパッド」機能を新採用。ジェスチャー機能も強化し、アイコンや画像を拡大できる「ズーム」、円を描くように指を動かすことでスクロール動作を行える「サークルスクロール」を採用している。
動画 - 「手書きでお助けパッド」 |
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手書き文字入力を行える「手書きでお助けパッド」。画数の多い漢字を多少汚く書いてもちゃんと認識される |
動画 - 「NXパッドのジェスチャー機能」 |
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ジェスチャー機能に「ズーム」「サークルスクロール」が追加された |
本体の新カラーバリエーションは、スパークリングホワイト、スパークリングブラック、スパークリングピンク、スパークリングレッド、そして同社直販サイト「NEC Direct」限定カラーのプレミアムパールシルバーの5色。今回の新デザインでは、天板やパームレスト部にガラス粒子の入った塗料を使用し、見る角度によって色や光沢が変わる高級感を演出している。また、本体カラーに合わせたUSBミニマウスも同梱。
「LaVie G タイプLアドバンスト」
LaVie G タイプLアドバンストは、カスタマイズが可能なWeb直販モデル。CPUをIntel Core 2 Duo P9600(2.66GHz)/P8600(2.40GHz)、Celeron T1600(1.66GHz)の3種類から選べる他、メモリーやHDDの容量も選択可能。ディスプレイサイズは15.4型ワイド固定で、4種類のスーパーシャインビュー液晶のバリエーションを指定できる。また最大画面解像度としてWXGAあるいはWXGA+(1,440× 900)のどちらかを選べる。
その他オプションとしてBlu-ray Discドライブを用意。Windows Vistaのエディションも指定できる。カラーバリエーションは「LL750/SG」シリーズと同じ5色だ。
形山美行(デジタル・コンテンツ・パブリッシング)