楽天リサーチはこのほど、2008年度の冬のボーナスに関する調査結果を発表した。調査は同社の登録モニターのうち、冬のボーナスが支給される予定があるか、すでに支給されている全国の20~60代の男女計1,000人を対象に、11月21日から25日にかけて実施された。

複数回答方式で冬のボーナスの用途を尋ねたところ、最も多かった回答は「貯蓄」で40.8%。次いで「買物」の22.6%、「ローン・借金返済」の22.4%、「生活費の補填」の21.9%、「旅行・レジャー」の19.5%と続いた。「旅行・レジャー」以外の回答を見ると、日常の出費を補填する意味合いのものが多く、厳しい経済生活を反映した結果となった。

「2008年のボーナスの用途」提供:楽天リサーチ

さらに、この質問で「投資・資産運用」(6.1%)と回答した人の中から投資経験がある人を対象に、具体的な運用商品を複数回答方式で尋ねると、「現在購入しており、今年の冬のボーナスでも引き続き購入する」という選択肢で最も多かった回答は「国内株式」で67.2%。一方、「今年の冬のボーナスで新しく購入する」との選択肢で多かった回答のトップ3は、「外資預金・外資MMF」の8.6%、「国内株式」の6.9%、「個人向け国債」の6.9%となった。なお、これまで人気を集めていた「外国為替証拠金取引(FX)」は、新規購入意向が1.7%と極めて低い水準にとどまっている。

「2008年 冬のボーナスで購入予定の投資・資産運用商品(経験者)」提供:楽天リサーチ

同社では昨年度も同じ質問を行っており、昨年と比較すると、外国株式や投資信託などの回答は1割近く、またはそれ以上の減少となった。また、昨年より増えた商品においても、国内株式や外国為替関連商品を中心に微増にとどまった。

「2007年 冬のボーナスで購入予定の投資・資産運用商品(経験者)」提供:楽天リサーチ