にこやかに報道陣に手を振るウェントワース・ミラー。ちょっとふっくらした…?

日本でも大人気の海外ドラマ『プリズン・ブレイク』で主演するウェントワース・ミラーが初来日を果たし、17日に東京・新宿で来日記者会見をおこなった。多くの報道陣が集まるなか、現在撮影中の『シーズIV』の話題から、日本との意外なつながり、さらにはあの髪型の秘密まで語ってくれたミラー。充実の内容となった質疑応答の模様を、ほぼ全編ノーカットでお送りする。

――『プリズン・ブレイク』は日本でも非常に人気で、「ミラーさんに会いたい」という熱狂的なファンもたくさんいます。

ウェントワース・ミラー(以下、ミラー)「僕も日本に来られて、とても興奮しています」

――昨日(12月16日)は成田空港で500人のファンに迎えられましたが、初めての日本、そして日本のファンの印象は?

ミラー「空港で待ってくださるファンにお会いでき、僕も嬉しく思っています。ただ、ファンの方々がいらっしゃるからこそ、こうして僕も日本に来られているのに、皆さんと話をしたり写真を撮ったりする時間が取れず、それだけが残念でした。日本のファンの皆さんには本当にお礼を言いたいですね。僕も含め『プリズン・ブレイク』の出演者全員、日本でも人気を博していることを聞いています。皆さんの支持があるからこそ僕たちも頑張れるので、あらためて感謝したいです。

――短い滞在期間ですが、日本でやってみたいことはありますか?

ミラー「滞在期間が短いのは残念ですが、昨日は車の中から東京ディズニーランドがちらっと見えましたし(笑)、こちらに到着した後、夕食にしゃぶしゃぶを食べました。今回は1日だけオフがあるので、お寺や神社などを見られたらいいなと思っています」

――ミラーさんが実際に(自らが演じる)マイケル・スコフィールドの立場になったとしたら、どんな行動を取ると思いますか?

ミラー「僕だったら、たぶん計画は失敗するでしょうね (笑)。それくらいマイケルは頭脳明晰な人物。僕は彼ほど頭がいいわけではないけど、だからこそ演じていて楽しいと思えるんです。それと最初のシーズンでは"首から上だけ(=ただ頭がいいだけ)"のキャラだったのが、シーズンを追うごとに1人の人間として成長していく姿を演じられるので、とても気に入っています」

――日本では2009年初夏に見られる『シーズンIV』。どんな作品になっていますか?

ミラー「ネタバレしない程度にお話しすると、これまでの3シーズンは、マイケルとリンカーンの兄弟が大きな組織から"逃げる"ことが中心でしたが、第4シーズンで初めて、2人で"立ち向かって"いくんです。これまでにもさまざまな敵が登場しましたが、じつは陰でそれらの敵を操る黒幕がいて、兄弟がその人物と対決します。そこが第4シーズンの最大の見どころだと思います」

――今年5月に"ティーバッグ"役のロバート・ネッパーが来日していますが、今回ミラーさんが来日するにあたって、彼からなにかアドバイスを受けましたか?

ミラー「あえてロバートからはアドバイスを受けませんでした。僕も日本でびっくりするような経験をするかもしれないけど、だったら自分の目で、自分の肌で体感したいと思ったので。というのも、子供の頃から日本と少しだけ縁があるんです。ニューヨークのブルックリンで育った僕は、『強い大人になってほしい』と願う両親のすすめで柔道のレッスンに通っていました。そこで日本人の先生からいろいろ教えてもらい、日本への興味が芽生えていったんです。だから今回の来日は、子供の頃の夢がようやく叶ったという一面も持ち合わせているんですよ」