BCNは29日、年末商戦でレコーダー全体に占めるBDモデルの販売金額構成比が80%弱に達したとの調査を発表した。また、11月12日にジーエフケーマーケティングサービスも11月第1週にディスクレコーダー内のBDレコーダーの数量構成比が50%を突破したことを発表している。
11月26日に発表された、JEITAの民生用電子機器国内出荷統計の2008年10月出荷実績でも、DVDビデオの録再機の台数が15万3,000台(前年同月比58.4%)、一方、次世代光ディスクレコーダー/プレーヤーの台数が16万7,000台(前年同月比523.1%)となっている。さらに1月〜10月の累計でも、DVDビデオの録再機が179万4,000台(前年同期比80.6%)、次世代光ディスクレコーダー/プレーヤーが100万9,000台(前年同期比1,478.5%)と大きな伸びを示している。この数字の次世代光ディスクプレーヤー/レコーダーにはBDプレーヤーも含まれるが、ここでもBDレコーダーの大きな伸びが見て取れると言えるだろう。
なお、ジーエフケーマーケティングの調査結果に対しては、ブルーレイ・ディスク・アソシエーションも「景気の後退局面にあるにも関わらずBD対応レコーダーのシェアが50%を越えたことは、消費者の皆様のBDに対する購買意欲が更に高まっていることの表れと考えております。昨今、2011年の地上アナログテレビ放送波停波に向け地上デジタル放送(地デジ)へ移行の認知度が向上し、地デジ対応のハイビジョンテレビの普及が進んでいますが、これに合わせてハイビジョン放送の録画に欠かせないBD対応レコーダーの普及も加速すると予想しております。また、年末にかけて数多くのBDタイトルの発売も控えており、12月度の販売台数シェアのさらなる増大を期待しています」とのコメントを出している。