ネットマーケティングを行うアイシェアはこのほど、ネットユーザーを対象に来年5月に実施される裁判員制度に関する調査を行い、その結果を発表した。調査は12月上旬に行われ、20代から40代が中心の男女421名から回答を得た。
裁判員に選ばれたら行くかとの問いでは、「本音は辞退したいが行く」の回答が最も多く42.5%。できれば避けたいが断れないと考えている人が多いことがわかった。また、「辞退したい」が25.9%、「辞退する」が8.8%と、合わせて34.7%もの人が辞退の意向を示した一方、「必ず行く」は22.8%との結果に。年代別にみると、特に20代で「辞退する」が17.9%と高くなっているのが特徴的だった。
「裁判員を辞退したい理由は?」提供:アイシェア |
辞退の意向を示した人にその理由について複数回答形式で尋ねると、全体の50.7%が「忙しいから」と回答。次いで「トラブルに巻き込まれそうだから」が30.8%、「不利益が生じそうだから」が29.5%、「何をするのかわからないから」が14.4%、「育児や介護があるから」が11.0%と続いた。「育児」「介護」といった認定可とされる辞退理由よりも、裁判に参加することによって生じる関連トラブルを心配する人が多い現状がうかがえた。