Security for the rest of us?

米Symantecは12月18日 (現地時間)、Mac向け統合インターネットセキュリティ製品「Norton Internet Security for Mac 4.0」を発売した。最新のアンチウイルスとファイアウォールに、個人情報保護ツール、ネットワーク管理ツールなどがまとめられている。同社はまた、MacにWindowsもインストールしているユーザー向けに「Norton Internet Security for Mac Dual Protection」を用意している。価格はMac版のみが79.99ドル、Dual版が89.99ドル。1年間の更新サービスが含まれる。

Norton Internet Security for Macは、Macユーザーをウイルス、スパイウエア、マルウエア、ワームなどから保護する。新搭載の2方向ファイアウォールでは、従来の自動ブロックに加えて、アプリケーションごとのコントロールが可能。さらに自宅やオフィス、ホットスポットなど、ロケーションに基づいてインターネット接続を管理できる。またセキュリティの脅威となるIPアドレスの情報を1日に1回以上アップデートするNorton DeepSightを備える。「今やMacオーナーであってもオンラインの脅威からは逃れられない。例えばフィッシングは使用しているプラットフォームに関係なく被害を及ぼす」とシニアバイスプレジデントのRowan Trollope氏。

Dual Protectionには、Windows用のアンチウイルス、アンチスパム、アンチスパイウエア、アンチフィッシング、2方向ファイアウォール、ワーム/ Botnet/ Rootkit対策ツール、個人情報保護、パレンタルコントロールなどがパッケージされている。Windows版には最新のスキャンレスアーキテクチャが採用されており、リスクのあるファイルのみを対象に短時間でスキャンを完了するため、システム全体のパフォーマンスへの影響が少ない。

対応環境はMac OS X 10.4.11以降で動作するMac。WindowsはXPおよびVista。iChat 4.x、Microsoft Messenger 7.0.1 for Mac、Yahoo! Instant Messenger 3.0 for Mac、AIM for Mac beta 2 for Macなどで機密データフィルタリングを利用できる。