米Adobe Systemsは17日 (米国時間)、リッチインターネットアプリケーション (RIA) 実行環境「Adobe AIR 1.5」のLinux版を公開した。動作確認が行われているLinuxディストリビューションは、x86プロセッサ搭載のFedora 8とUbuntu 7.10、およびOpenSUSE 10.3。統合デスクトップ環境はGNOMEとKDEに対応する。

Linux版Adobe AIR 1.5は、Flash Player 10の新機能を統合。Pixel Benderを利用したカスタムフィルタ / エフェクトが可能になったほか、新しいテキストエンジンの採用によりレイアウト機能が向上している。WebKitプロジェクトで開発されたJavaScriptエンジン「SquirrelFish」の採用により、JavaScript / Ajaxを使用したWebアプリの処理速度も大幅に向上している。

Adobe AIR 1.5のリリースにあわせ、開発環境のAdobe AIR 1.5 SDKのLinux版も公開されている。動作にはSun Java/JRE 1.4.2以降が必要。