世界最大のオンライン旅行会社の日本向けサイト「エクスペディア ジャパン」は18日、2008年における同サイトを通じた海外ホテルの予約ランキングを発表した。それによると香港の「カオルーン ホテル」が予約成立件数において2年連続の1位に輝いた。

1位になった「カオルーン ホテル」は、九龍半島の目抜き通りであるネイザン・ロードを中心に位置する4つ星ホテルながら、料金も手頃なことから、ビジネスとレジャーの双方で人気となったという。2位にはワイキキビーチまで徒歩1分という好立地であるハワイの「ワイキキ パーク ホテル」が、2007年の3位から順位を上げてランクイン。3位にはソウルの中心街にあり、隣接する百貨店や免税店にも直結した「ロッテ ホテル ソウル」が、2007年の42位から大躍進した。トップ10を見ると、4つ星を中心とした中高級クラスが目立ち、ショッピングやビジネスに便利な立地で、かつコストパフォーマンスの高いホテルが多く選ばれているようだ。

順位 ホテル名 エリア名 格付け
1位 カオルーン ホテル 香港 4
2位 ワイキキ パーク ホテル ハワイ 3.5
3位 ロッテ ホテル ソウル ソウル 4.5
4位 インペリアル パレス ホテル&カジノ ラスベガス 3
5位 パリス ラスベガス ラスベガス 4
6位 シェラトン プリンセス カイウラニ ハワイ 3
7位 プルデンシャル ホテル ホンコン 3.5
8位 マリオット グアム リゾートアンドスパ グアム 4
9位 ミルフォード プラザ ニューヨーク 2.5
10位 シェラトン ワイキキ ハワイ 4
※格付けはエクスペディア独自のグローバルレイティングによる1~5つ星評価

なお、ディスティネーション別の予約件数では、香港が昨年の8位から急上昇して1位となった。対前年比の予約件数の伸び率でみると、1位はソウル、2位は香港、4位は上海、5位はバンコクと、アジアが躍進していることが分かる。同サイトの運営会社によると「特に2008年後半以降の伸び率が高く、燃油サーチャージの負担が低いことやウォン安でホテル価格や現地での費用が格安なことから、年末年始の予約も引き続き好調となっている」ようだ。