企業間トレードサイト「Alibaba JAPAN」を運営するアリババはこのほど、中小企業の経営陣に対して実施した「ボーナスに関する調査」の結果を発表した。対象となったのは従業員数250名以下の企業の経営者300名。
ボーナス支給制度が「ない」と答えたのは、全体の54.0%。企業規模別に見ると、従業員10名以上の企業は76%に制度がある一方で10名未満の企業は29%にとどまり、小規模な会社ほどボーナス制度がないという実態が明らかになった。また、支給制度がある経営者に支給額を決める目安を尋ねたところ、「自社業績」が74.6%と圧倒的多数を占めた。
今年の冬のボーナスの支給状況については、「支給制度がある」とした経営者のうち23.9%が「支給しない/支給しない予定」と回答。不況の影響でボーナスどころではないという厳しい経営状況を垣間見せた。
今年の冬に「ボーナスを支給する/支給する予定」と答えた経営者は全体の3分の1に当たる105名。今年の冬のボーナスの1人当たりの支給額を昨年と比較してもらったところ、そのうち46%の経営者が「変動なし」と回答。「増加」は23%、「減少」も31%あった。1人当たりの支給額では「20万円~30万円未満」が最も多く32%。続いて「30万円~40万円未満」(18%)、「40万円~50万円未満」(13%)の順となり、20万円から50万円未満の支給額が6割を占める結果になった。