NetBeansのインストール
JavaFXのWebサイトからは開発ツールとして以下の3つのパッケージがダウンロード可能だ。
- NetBeans IDE 6.5 for JavaFX 1.0(NetBeansにJavaFX開発用のプラグインを組み込んだもの)
- JavaFX 1.0 Production Suite(Adobe IllustratorやPhotoshop用のプラグインセット)
- JavaFX 1.0 SDK(コマンドラインの開発ツール)
本稿ではNetBeans IDE 6.5 for JavaFX 1.0を使用してJavaFXアプリケーションの開発を行う方法を紹介する。NetBeans IDE 6.5 for JavaFXはJavaFXのWebサイトもしくはNetBeansのWebサイトからインストーラをダウンロードすることが可能だ。また、すでにインストール済みのNetBeansにアップデートセンター経由でプラグインをインストールすることもできる。
なお、NetBeansのJavaFXプラグインには「JavaFX Scriptのソースコード中に日本語を記述すると文字化けしてしまう」という問題がある。これはNetBeansではUTF-8でソースコードを作成するが、JavaFXコンパイラはプラットフォームのデフォルトエンコーディング(Windowsの場合はWindows-31J)を使用するためだ。
これを回避するためにはNetBeansで作成したJavaFXプロジェクト直下のnbprojectフォルダの中にあるproject.propertiesの最後のほうにある以下の部分をUTF-8からWindows-31Jに修正する。
# 修正前
source.encoding=UTF-8
# 修正後
source.encoding=Windows-31J
これでソースコードがWindows-31Jで保存されるようになるため、問題は解消される。