睡眠時間を記録するサイト「ねむログ」は17日、睡眠の質を高めたい人へ向け、気になる情報をメールマガジンやサイト上で提供する新企画を開始したと発表した。同サイト上で公開された「ねむログリサーチ」によると、今の睡眠に満足している女性は45%で、半数以下であることが分かった。

睡眠時間記録サイト「ねむログ」トップページ画面

「ねむログ」は、Webコンサルティングなどを展開するビー・オー・スタジオが運営する、睡眠時間記録サイト。寝た時間と起きた時間を入力していくと、睡眠時間が棒グラフで1カ月単位で表示され、「一目で睡眠時間の推移が分かる」(ビー・オー・スタジオ)。

また、日々の睡眠時間の記録と一緒に、その日見た夢をテキストで記録することも可能で、すでに登録者数は1万2,000人を超えているという。

今回提供が開始された新企画では、睡眠の質を高めたい人へ向け、気になる情報をメールマガジンやサイト上で提供。

ねむログに会員登録した人に送られるメールマガジン第1号「ねむログメールマガジンVol.1」では、「タバコが安眠を妨げる驚くべき理由! 」を配信。

また、丸八真綿 安眠総合研究所が集計したデータを、「ねむログリサーチ」として、ねむログのWebサイト上で公開。

新企画の最初の調査では、全国の20代~60代の女性501人を対象にアンケートを実施。今の睡眠に満足している人は全体の45%、睡眠をより良いものにしたいと願っている人は88%であることが分かった。

今の睡眠に満足している女性は全体の45%、睡眠をより良いものにしたいと願っている女性は88%であることが分かった

睡眠改善インストラクター・睡眠環境コーディネーター中野祐三子さんは、今回の結果について、以下のようにコメントしている。

「不眠症を訴える割合は男性より女性のほうが多いという報告があります。また、日本人の年齢別睡眠時間は、20~30代は男女差はありませんが、中高年になると女性は同世代の男性よりも平均30分~60分睡眠時間が短い傾向にあります。これは女性特有のホルモンが影響しておこる生理による不眠、妊娠による不眠、更年期による不眠が主な原因と考えられます。また、家族の中で朝ごはんを作るため一番早く起きるのは家庭の主婦であり、夜は遅く帰宅する家族のために深夜まで起きているのも主婦であるからと考えられます。」