国民の健康を促進し、生活環境の質を向上させるために、台湾全土で2009年1月11日より「タバコ煙害防止法」を改めた「禁煙新法」が施行される。新法では一部の喫煙スペースを除くレストランやホテルなどでの喫煙や、街中での歩きタバコの一切が禁止されるとしている。

台北駐日経済文化代表処や台湾観光協会東京事務所によると、新法施行後は政府機関や3人以上が共用する室内事務所は全面禁煙となり、高専以下の学校や医療機関は室内だけでなく室外も禁煙になる。

旅行者が気になるのはレストランやホテル、商業施設だが、こうした場所も全面禁煙を促しているが、喫煙室(独立した空間に空調機が設置されている場所)を設けることは可能だとしている。禁煙場所で喫煙した場合には最高10,000元(約33,000円)の罰金が科せられるとしている。

台湾観光協会東京事務所は「これまで台湾は日本よりタバコに甘い感じもありましたが、新法施行後は厳しく規制され、ホテルの客室内も禁煙になります。台湾に旅行される愛煙家の方は十分気を付けてください」と注意を呼び掛けている。