東海旅客鉄道(以下、JR東海)は15日、313系電車120両、新形式気動車10両を製造すると発表した。輸送サービスと安全性の向上が目的とのこと。新製車両は2011年から2013年までに順次導入する。なお、これに合わせて国鉄時代に製造された電車127両を廃車する。これで同社の電車は、JR発足後の車両にほぼ統一されるとのことだ。

2013年までに120両が追加導入される「313系電車」

313系電車は、1999年から製造されている在来線用の近郊型電車。省エネルギーやバリアフリー、乗り心地等に配慮したという。現在は東海道線や中央線等で活躍中。新製される120両は東海道線の名古屋地区、中央線、関西線などに導入するとのこと。

新形式気動車「キハ25」のイメージイラスト

キハ25形気動車は、313系電車をベースに、省エネやバリアフリー等に配慮した新形式で、主に武豊線に投入されるという。既存の気動車と一体的に活用し、平成25年に行われる伊勢神宮式年遷宮の輸送を円滑化させるとのこと。

なお、新製される電車と気動車は、運転情報記録機能付きモニタ装置、緊急列車停止装置、緊急防護装置、ATS-PT型信号装置などの安全設備を設置するという。