エレクトロニック・アーツの人気ホラータイトル『デッドスペース』(日本未発売)を輩出した開発スタジオであるEAレッドウッド・ショーアーズは12月14日(現地時間)、ダンテ・アリギエーリ著の叙事詩「神曲」を元にした新作タイトルを開発していることを発表した。
この暗黒のフィクションは、イタリア・トスカーナ地方の方言で執筆され、西欧諸国においては現在の地獄と煉獄の考え方の元になった作品として広く見なされている。詩には最愛のベアトリーチェを追い求める、9つのゆがんだ、恐ろしい地獄での主人公ダンテの旅がつづられています。ダンテが拷問によって苦しめられている世界観は、サードパーソンアクションアドベンチャーゲーム『ダンテズ・インフェルノ(仮)』にとって理想的な設定となる。
14世紀に執筆された「神曲」は聖書とは異なり、イタリア語で出版、朗読されたことにより広く大衆に認知されることになった、印象的な寓話からなるキリスト教信者の永遠の命や地獄の刑罰の詩。神曲の第一部であるダンテズ・インフェルノではダンテが「辺獄」「愛欲」「大食」「貪欲」「憤怒」「異端者」「暴力」「悪意」「裏切り」の9つの地獄をさまよう。
「インタラクティブエンターテインメント界が文学作品の傑作を脚色し、この偉大な芸術作品の卓越した構成要素の一つ一つを、今日まであまりよく知らなかった人々に対して、再び紹介するのには最適なタイミングです。最高のストーリーに最高のゲームプレイを融合する絶好の機会です」と『ダンテズ・インフェルノ(仮)』のエグゼクティブ・プロデューサーであるジョナサン・ナイトはコメントしている。
なお、本作の発売時期、対応機種などは未定。また、日本での発売についても未定となっている。現在公式サイトでは、プロモーション映像が公開されている。