東京・秋葉原で開催されたユーザーイベント「Intel in Akiba 2008 Winter」。開催2日目となる14日、会場にインテルの"神様"こと、おなじみの天野信彦氏が登場し、集まったユーザーに予定外(?)のプレゼンを披露した。

インテルの天野信彦氏。寒い&野外での催しながら、興味深い話題に多くの人が聞き入った

「今年も・・ですか? インテル ゆくCPU・くるCPU」というプレゼンタイトルでもわかるとおり、昨年末にも同様のコンセプトでプレゼンが行われている"恒例行事"

今年1年のDIY関連トピックを振り返るとともに、来年の動向も予測するという内容。今年はおおまかに、「とにかく45nmが強かった」(天野氏)と語られるように、Core 2プロセッサをはじめ、45nmプロセスの製品が高い人気を誇った年であったと総括された。

2008年の45nm人気はとにかく凄かった。45nmのCore 2 Duoを皮切りに、Core i7まで次々登場

その45nmプロセッサ群のうち、天野氏が具体的に記憶に残ったというモデル

そういえばAtomも45nmだった。SSDの話題も2008年

しかしながら、最も天野氏の記憶に残ったのは……

そして来年について。Core i7アーキテクチャ・ベースのCPUのラインナップ拡充といった"普通"の話題のほか、天野氏から、「後任を育成中」という注目の発言もあった。といっても、世代交代というわけではなく、どうやら人員の追加と見られる。Xeon版の"神様"のような人物が登場するらしいことが示唆されていた。

2010年には新たなプロセスへの移行が控える

ザビエルとか他社プロセッサのモデルナンバーとか……

また、おそらくは競合他社の未発表プロセッサに対してだと思われる意味深な発言もあった。あくまで天野氏の想像とのことだが、「モデルナンバーが5桁→3桁になりました。コンペ復活かも」。某プロセッサのモデルナンバーが、Core i7のモデルナンバーを意識したものになる、という意味だと想像できるが……。

こちらも恒例(?)の"懺悔"

業界全体で盛り上げるのが大事とのこと