ダイハツ工業は、軽乗用車「ムーヴ」について内外装の変更を中心としたマイナーチェンジを行い、15日より販売を開始した。価格はスタンダードな「ムーヴ」シリーズが105万円から139万6,000円、スポーティな「ムーヴ カスタム」シリーズが125万円から169万1,000円。また、福祉車両の「フレンドシップ」シリーズも合わせてマイナーチェンジが行われており、価格は117万6,000円から147万5,000円となっている(一部モデルは非課税)。
「ムーヴ」シリーズのマイナーチェンジでは、フロントフェイスのデザインを変更したほか、内外装の見直しを図り、快適性や利便性などを向上させるなどの改良が行われている。同シリーズでは、新デザインのフロントバンパーやフロントグリル、リヤコンビネーションランプ、トップシェイドガラスを採用。インテリアではメーターのデザインを変更したほか、シート表皮を一新して質感を向上させた。ボディカラーは新色のハーブグリーンメタリックを加えた全9色(メーカーオプション含む)を設定。「ムーヴ カスタム」では、さらにディスチャージヘッドランプを標準装備し、フォグランプ、ボンネットフード、フロントフェンダーのデザインについても変更されている。
また、同シリーズでは運転席シートリフター、チルトステアリング、アジャスタブルショルダーベルトアンカーを標準装備して利便性を向上。また、ドアハンドルのスイッチを押すだけでドアロックの操作ができるキーフリーシステムや外部オーディオ入力端子(AUX端子)、燃費の良い運転を知らせるエコインジケーターなどが採用されている(一部モデルを除く)。
今回のマイナーチェンジにあわせて、グレード体系の見直しも行われており、「ムーヴ」は5グレードから3グレードに集約。「ムーヴ カスタム」では低価格な「S」グレードを新設定したほか、「R」グレードにCVTを搭載し、ターボグレード全車をCVT化した。