映画「劇場版MAJOR 友情の一球(ウイニング・ショット)」が13日に公開初日を迎え、東京・台場で舞台挨拶がおこなわれた。レギュラー声優陣やヒロイン役を務めた蓮佛美沙子に加え、ゲスト声優として参加した世界のナベアツとエド・はるみも応援に駆けつけた。
現在、コミック70巻、4,600万部を突破した人気野球マンガの映画化だけに、会場は小さい子供を連れた家族連れが目立ち、野球のユニフォームを着た小学生たちの姿も。レギュラー声優のくまいもとこや森久保祥太郎が「皆さん、こんにちはー!」と叫ぶと、会場中から「こんにちはー!」と元気な声が響いた。
本作が声優初挑戦という蓮佛は、「古賀恵という女の子を、すごく楽しみながら演じることができました。最初の頃はセリフを言うタイミングなどが難しかったけど、監督のアドバイスを受けてやっていくうちに、気持ちの入り方が徐々につかめるようになって、面白かったです」。加戸誉夫監督も、「(蓮佛に)演技の説明をすると、次に来た時には全部できるようになっているんですよ。すごいなと思いましたね」と彼女を絶賛した。
そんななか、ゲスト声優の1人として登場した世界のナベアツは、早速「3の倍数と3がつく数字の時だけアホになって、8の倍数の時に野球の試合みたいになりま~す」と持ちネタを披露。8で「ハチって(=走って)いこ~ぜ~い!」と野球部員のように叫び、30から39までアホになり続けた後、最後は甲子園の砂を拾う真似をしながら「…40」。独特の世界を展開するナベアツを前に、観客も大ウケだった。
続いてエド・はるみが登壇し、「この劇場版MAJOR、友情のウイニン“グゥ~”ショットという素晴らしい作品に参加させていただき、本当に私、“コオ~ッ!”エイ(=光栄)です」と、自らのネタも織り交ぜながら挨拶。会場の笑いを誘っていた。
舞台挨拶を終えての会見では、ナベアツとエドが多忙だったこの1年を振り返った。「エドさんは24時間テレビのマラソン以降、スポーツする機会がないのか、どんどん下っ腹が出てくるんですよ」というナベアツの言葉を受け、エドは「これからは腹筋をしていこうと思っています。2009年の抱負は“スリミングゥ~!”です」とダイエット宣言する場面も。
ナベアツは本作について、「本当に感動するし、青春のすべての要素が入っているので、見た人は100%、いや……130%タノシメルヨ~ッ!!!」と突然アホに。最低何回見てほしいか? との質問にも、「サン回! サァンジュッ回! いや、サァァンビャッカァァァーイ!!!(笑)」。“アホキャラ”全開で答えていた。
映画『劇場版MAJOR 友情の一球(ウイニング・ショット)』は、全国東宝系にて公開中。