日立製作所では、ドラム型洗濯機の「ビッグドラム」シリーズの「BD-V3100」、ルームエアコンの「ステンレス白くまくん」Xシリーズなどの主力モデルのデモコーナーが設置されている。

ヒートポンプを使わずに1000Whを切る消費電力を実現した新型「ビッグドラム」

ビッグドラムシリーズは、大口径ドラムを採用することで、乾燥時に衣類にしわが寄りにくくするというドラム型洗濯機。展示されているBD-V3100は、10月に発表されたビッグドラムの3世代目となるモデルで、洗濯容量10kg/乾燥容量6kgのシリーズ中最大モデルだ。採用されているドラムの直径は61cmになる。また、「ヒートリサイクル乾燥」という、ヒーターから発生した熱を本体内にため込んで再利用する方法により、ヒートポンプ式を採用しているドラム型洗濯機の最新モデルと同等の、洗濯から乾燥までの消費電力量が980kWhを実現しているのも大きな特徴だ。

ステンレス白くまくんは、内部をステンレス構造とすることによって、清潔さを保つというルームエアコン。もちろん、内部をステンレス化するだけでなく、自動クリーニング機構も搭載する。エアコンは、フィルターや、熱交換基の表面などを清潔に保つことで、その消費電力量を低く抑えることができる機器だ。10月に発表された新モデルでは、新たに、センサーで人の居場所や活動量を検知し、それに見合った運転を行う機能が搭載され、より省エネ性能がアップしている。

人のいる場所を検知するセンサーを新たに搭載した「ステンレス白くま君」

内部はステンレスで清潔に保たれ効率の低下を防ぐ