三菱重工はこのほど、同社の家庭用ルームエアコン「ビーバーエアコン」の高機能モデル「Rシリーズ」4機種と、標準モデル「Tシリーズ」4機種を発表した。発売は2月上旬で、価格はオープン。推定市場価は、Rシリーズの「SRK22RK」(冷房時6畳適応)が9万9,800円前後、「SRK40RK2」(冷房時14畳適応)が15万8,000円。Tシリーズの「SRK22TK」(冷房時6畳適応)が8万9,800円前後、「SRK40TK2」(冷房時14畳適応)が14万8,000円。
両シリーズは、室内機のサイズが798(W)×294(H)×229(D)mmと、半間幅に設置できるサイズに収まっているため、スペースの制約が少なくなり、取り付けの自由度が高まったという。室内・室外機の熱交換器には、凹凸のある新型フィンを採用して熱交換性能を向上したほか、室外機のプロペラファンを2枚羽根にして高回転化を図った。送風機能では、素早く大風量の冷暖房ができる「JET気流」や「ワープ機能」などを採用している。健康清浄機能では、バイオクリアフィルターと温度・湿度制御により、アレルギー物質を抑制する「バイオクリア運転」などを搭載した。
高機能タイプのRシリーズは「エリア空調」機能を搭載。部屋全体、中央部分、左奥、右奥、左手前、右手前の6パターンから送風エリアが選べる。また、フラップの形状拡大によって、冷房時には天井から、暖房時には足下から効率よく空調できるという。運転モードでは、風量や風向きを自動的でコントロールする「おまかせ気流運転」や、弱冷房による除湿と暖房を同時に行なう「再熱除湿」運転を採用している。