ユービーアイソフトは9日、Xbox 360 / プレイステーション 3用ソフト『プリンス・オブ・ペルシャ』の発売記念イベントを開催。出席者は同社の代表取締役社長であるスティーヴ・ミラーのほか、主人公・プリンス役の浪川大輔、ヒロイン・エリカ役の成海璃子が出席し、自分が演じたキャラクターやゲームについて語った。

『プリンス・オブ・ペルシャ』を手に持つプリンス役の浪川大輔(左)と、エリカ役の成海璃子(右)

今回のイベント会場となったのは、カナダ大使館内にあるオスカー・ピーターソン シアター。イベントが幕を開けると、司会の誘導でカナダ大使館の商務/ハイテク産業部門統括であるキャサリン・ドノヒュー参事官が登壇。「ユービーアイソフトのイベントをカナダ大使館で行えることをうれしく思う」との意を述べた。

次に登壇したのは。ユービーアイソフトのスティーヴ・ミラー代表取締役社長。「『アサシン クリード』をはじめとする同社のソフトが世界中で好評を得、世界でも3本の指に入るゲームパブリッシャーになった」と述べた。続いて同社のマーケティングディレクター、辻良尚氏により、スクリーンに映し出される画像とともに『プリンス・オブ・ペルシャ』のゲーム内容について説明が行われた。

キャサリン・ドノヒュー参事官

スティーヴ・ミラー代表取締役社長

マーケティングディレクター、辻良尚氏

ここで『プリンス・オブ・ペルシャ』について説明しておきたい。本作は全世界でヒットを記録した『アサシン クリード』を世に送り出したユービーアイソフト モントリオールスタジオが制作したアクションゲーム。Xbox 360版は2008年12月18日に発売が予定されており、プレイステーション 3版も2009年1月22日に発売予定。価格は各7,329円となっている。

『プリンス・オブ・ペルシャ』Xbox 360版

同プレイステーション 3版

<ストーリー>
"プリンス"は、その地で光と闇の力がぶつかる壮絶な戦いに巻き込まれてしまう。光と闇の戦い、それは兄弟である2人の神~光の神である兄のオルマズド、闇の神である弟のアーリマン~の戦いであった。
"プリンス"は、そこで伝説の生命の樹が破壊されるのを目の当たりにした。生命の樹が破壊された事は、永遠の闇に世界が葬られてしまうことを意味するのだ。
闇の神によって汚染された世界を救うには、闇の神が解き放った暗黒を封じ込め、世界を浄化していかなければならない。
暗黒が空や大地に徐々に広がっていく中、"プリンス"はこの地で出会った不思議な女性"エリカ"と共に、闇の王 アーリマンの復活を阻止し世界を救うため、命がけの冒険に出発する。

プリンスは、幸運を求め、冒険の旅を続ける放浪者で、出生は謎に包まれている。幼少のころ、戦争で身内を失った悲しい過去を背負っているとのことだが……

エリカは、生命の樹とその地域を代々守ってきたアフラ族の末裔。一族の使命とある理由のため、アーリマンを封じる旅に赴く

『プリンス・オブ・ペルシャ』は、悪の神アーリマンの手中に落ち、汚染されてしまった世界の地を1つ1つ訪れ、エリカの手で浄化していくことが目的となる。汚染された土地にはあちこちに黒い塊(「穢れ」)がうごめいており、これら「穢れ」はアーリマンの力が具現化したもので、触れたものを暗黒に変える力を持っているという。しかもこの力に対抗できるのはエリカただ1人で、彼女の力なくしてはこの「穢れ」を浄化すること、世界を救うことはできないとされている。

描画は、『アサシン クリード』で用いられたアンヴィルエンジン技術が本作のベースとなっており、美しい光の表現やオブジェクトの表面に施された反射効果、自然観光への風の表現など多数の効果を盛り込み、よりゲームを神秘的に、かつ幻想的に魅せている。また、ゲームの進行は複数に分かれた世界のどこからでも冒険を進めることが可能で、ゲームの大きな目標は定められているが、そこに至るまでの道のりや紡ぎ出されるストーリーは無限に変化していくとされている。

服飾や髪に注目。自然な描画により、キャラクターを際立たせている

ゲームシステムで特徴的なのは、2人の力を合わせる「デュオアクション」。プリンス1人では行けない所や、倒せない敵もエリカのサポートによって道が開かれることになる。

デュオアクションの一部。プリンスとエリカが協力して道なき道を進んだり、トラップをクリアしていく

ゲームシステムの説明が一通り終わったところで、舞台に主人公・プリンス役の浪川大輔、ヒロイン・エリカ役の成海璃子が登場。アフレコは各々のセリフが普通のゲームの倍以上あったそうで、とにかく体力を使ったという。また、司会からキャラクターと似ているところは? と聞かれると浪川は「良い意味で軽薄なところ(笑)」と答え、成海は「比較していたわけじゃないですけど」と前置きしたうえで「芯が強い女性なので、そこのところを表現したかった。でも声だけで表現していくので、一言一言考えながら演じました。似ているところはないですね」とコメント。

この後、浪川が実際にゲームをプレイ。大型のスクリーンに映し出されたゲーム画面に、「豪華ですね。その代わり、下手なプレイだったらどうしよう?」と若干緊張しつつも、エリカのサポートもあり、見事ステージボスとの対決に勝利。なかなかのゲームの腕前を披露した。

ユービーアイソフト モントリオールスタジオのプロデューサー、ベン・マッテスがビデオメールにて成海の演技に賛辞を送った。それに対して、浪川は「僕にはないんですか?(笑)」とのツッコミが

浪川と成海が並んで、実際にXbox 360版を舞台のスクリーンでプレイ。見事ステージボスを倒し、浄化を行った

イベント最後は、キャサリン・ドノヒュー参事官とスティーヴ・ミラー代表取締役社長を交えたフォトセッションが行われた

ゲームタイトル プリンス・オブ・ペルシャ
対応機種 Xbox 360
プレイステーション 3
ジャンル アクション
発売予定日 2008年12月18日(Xbox 360)
2009年1月22日(プレイステーション 3)
価格 各7,329円
CEROレーティング B (12才以上対象)
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