タレントのスザンヌが9日、横浜美術館(神奈川・横浜)にて開催されている「セザンヌ主義 父と呼ばれる画家への礼讃」展で"おしかけ1日館長"を務めた。

今回はスザンヌ画伯として来たんですね? と問われ、「このご時勢、やれるものはやっていきたいです」とスザンヌ

同展は、"近代絵画の父"とも呼ばれ19世紀後半に活動した画家ポール・セザンヌの名作と、彼の芸術を礼賛した20世紀のフランスと日本の画家たちの絵画を並べて展示し、その影響を探る展覧会だ。

セザンヌと1文字違いということで"おしかけ1日館長"に就任したスザンヌは、セザンヌについて「ピカソにも影響を与えたくらい絵に対する想いに溢れている人だと思います。寛大な心の持ち主です!」とその魅力を紹介。また最近、絵を描き始めたというスザンヌは、「おバカを卒業して画家になります!」と宣言し、壇上で自ら手がけた絵のアンベールを行った。

披露された作品のテーマは"クリオネ"で、「私、けっこうクリオネのことが好きで、たまにクリオネについて考えることがあるんですよ。最初は夜を描きたかったんですけど、それ(クリオネ)が混ざりました。生命の神秘を伝える作品です」と笑顔で力説し、「セザンヌが乗り移ったというか、無心で描きました。あ、こんなこと言ったら怒られちゃうかな(笑)」と画家っぷりをアピールしていた。

セザンヌと通じるところを問われると「りんごを斜めに描くところとか共感できますね。セザちゃんとスザちゃんと呼び合いたいです」とニッコリ

「上手に描けたかはわからないけど一生懸命描きました」(スザンヌ)という作品をお披露目

手にしたパレットの裏にはカンペが……。「(セザンヌを)知ってはいるんですけど、間違えないように」(スザンヌ)とのこと

また、この展覧会を四文字熟語で表すと? との質問に、スザンヌは「レジェンド!」と即答。「最近覚えた言葉なんですよ~。美術館に自分の絵を置いてもらえたり、ほんとにメーク・レジェンドですね」とご機嫌だった。

1日館長のスザンヌ自ら展覧会の来場客に、記念品の贈呈を行った

「セザンヌ主義 父と呼ばれる画家への礼讃」は、横浜美術館にて2009年1月25日(日)まで開催。開館時間などの詳細はこちら

「スザンヌ主義」と題した"スザンヌ画伯"のコーナーも用意される