ヤマハは音響設備向けのデジタルインストレーションミキサー「IMX644」を2009年2月に発売する。価格はオープン。

イージーオペレーションを実現した音響設備向けデジタルインストレーションミキサー「IMX644」

同製品は省スペースの2Uラックマウントボディ。アナログ・モノラル入力6系統や、アナログ・ステレオ入力4系統、アナログ・モノラル/ステレオ出力各2系統、録音用ステレオ出力1系統、そしてデジタル入出力各1系統と豊富な端子を装備する。本体には入出力レベルを調整するノブおよびメモリを呼び出す4つのボタンのみが搭載され、音響の専門知識を持たない人でも簡単に操作できる。

本体内のメモリには最大16パターンの設定が保存でき、フロントパネルからは4パターンの呼び出しが可能。またアナログ・モノラル入力にはハウリングを防止する「フィードバックサプレッサー」を搭載する。アナウンスを割り込ませるとき自動的にBGMを減衰させる「ダッキング機能」、各スピーカの出力遅延時間を調整できる「デジタルディレイ」も搭載している。さらに入出力レベル設定を除くすべての機能は専用ソフト「IMX644 Manager」を使うことによりパソコンから設定可能となっている。サイズは480(W)mm×340(D)mm×88(H)mm、重量は5.5kg。