電気通信事業者協会(TCA)は5日、11月末日時点での携帯電話・PHSの契約数をとりまとめて発表した。ソフトバンクモバイルが19カ月連続となる純増数で首位となり、先月に引き続きイー・モバイルが急増し、有料サービス開始後1年半で100万契約を突破した。携帯電話・PHS合計では29万5,900増の1億999万3,500契約で、12月には1億1,000万契約を突破しそうだ。
ソフトバンクの純増数は11万3,000増で19カ月連続となる1位。累計契約数は1,986万4,600契約となり、12月の純増数次第では2,000万契約を達成する可能性もある。
純増数2位はイー・モバイルで、純増数は9万7,300増、累計は101万1,500契約。イー・モバイルは2007年3月にサービスを開始。当初は5月末日まで月額基本使用料を無料としていたため、同社では「有料サービス開始後」1年半で100万契約突破をアピールしている。3月末からのサービス開始だったため、実質的には1年8カ月での大台突破ということになる。
純増数3位はNTTドコモ。純増数は65,100増となり、累計は5,403万4,700契約。純増数4位となったのはKDDIで、純増数は15,800増、累計は3,051万4,200契約だった。
11月は新製品の発売も開始されたが、端末が出そろっていない点や不況のあおりもあってか大きな伸びにはつながっていない。そうした中、低価格ノートPCとの抱き合わせ販売を行うイー・モバイルが今月も躍進した。携帯電話全体の累計では29万1,200契約増の1億5,425万0,000契約となった。なお、ドコモの2in1契約は2,100増で累計44万8,600契約、ソフトバンクのダブルナンバーは1,600増で累計6,400契約となった。
グループ | 純増数 | 累計 |
---|---|---|
NTTドコモ | 65,100 | 54,034,700 |
KDDI(au) | 15,800 | 30,514,200 |
ソフトバンクモバイル | 113,000 | 19,864,600 |
イー・モバイル | 97,300 | 1,011,500 |
携帯電話総計 | 291,200 | 105,425,000 |
NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、イー・モバイルの純増数には、プリペイド契約および通信モジュールサービス(イー・モバイル除く)についての純増(減)が以下の通り含まれる。
グループ | 純増数のうち | |
---|---|---|
プリペイド契約 | 通信モジュール | |
NTTドコモ | -100 | 9,900 |
KDDI(au) | -7,700 | 6,700 |
ソフトバンクモバイル | -10,800 | 0 |
イー・モバイル | 1,500 | - |
PHSでは、ウィルコムが今年7月以来の純増となる4,7000契約増。PHS全体では456万8,500契約だった。
グループ | 純増数 | 累計 |
---|---|---|
ウィルコム | 4,700 | 4,568,500 |
PHS総計 | 4,700 | 4,568,500 |