レッドスターは4日、新型携帯ゲーム機「GP2X-Wiz」を発売すると発表した。2007年10月26日に発売された「GP2X-F100」、同年12月1日に発売された「GP2X-F200」は数多くの反響を呼び、日本国内での累計出荷台数は6,000台を超えたとされている。
GP2Xシリーズは、"ゲーム開発プログラマー養成のための携帯ゲーム機"という一風変わったコンセプトを持つ。同社によると、「世代を超えて大きな広がりを見せ、GP2Xシリーズは個人の趣味にとどまらず、専門学校、大学の授業、ゲーム開発会社の社内研修で採用されるなどの導入実績も生まれている」という。
これまでレッドスターは、コンサルティング会社の立場から携帯ゲーム機事業の企画などに立ち上げ段階から関わってきたが、事業規模の拡大を見込み、オープンメディアから携帯ゲーム機事業を譲り受けたとしている。これにより、既存シリーズのサポートも継承しつつ、今回の新製品投入の発表に至ったという。さらに今後、英国製携帯ゲーム機「PANDORA」の新発売など、さらなるラインナップ拡充に努めていくことも示唆した。
「GP2X-Wiz」は、発売を2009年2月22日に予定しており、製造はGameParkholdings社、発売はレッドスターが行う。価格はメーカー直販価格が18,600円(送料込)で、販売方法はメーカー直販(予約受付を本日12月4日より開始)となる。
<「GP2X-Wiz」スペック>型番 | GP2X-Wiz |
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CPU | ARM9 533MHz+3Dアクセラレータ |
RAM | SDRAM64MB |
OS | Linux |
液晶 | 2.8インチ有機EL / 320×240ドット(QVGA) / タッチパネル対応 |
内蔵フラッシュメモリ | 1GB |
メディア | SDカードスロット(SDHC対応) |
バッテリ | 7時間駆動 / 2000mAhリチウムポリマー (USBまたはACアダプタで充電) |
外部接続 | USB2.0 / 拡張端子(24ピン) / イヤフォン端子 |
色 | 黒 |
サイズ | 121×61×18mm |
重量 | 136g(内蔵バッテリー含む) |
なお、メディアプレーヤー機能(ビデオ)は、ビデオコーデックがDivX / XviD / MPEG-4、ビデオフォーマットはAVIに対応する。最大解像度は640×480ドット。最大ビデオフレームレートは30fps、最大ビデオビットレートが2500kbps、最大オーディオビットレートは384kbps、字幕はSMI。
オーディオは、オーディオフォーマットがMP3 / Ogg Vorbis / WAV、音声系統はステレオ、周波数領域20Hz-20kHz、出力100mw、サンプリングレートが16bit/8-48kHz/in 8bit/22kHz。入力はマイク、出力はスピーカ / イヤフォン端子。対応写真ならびに画像は、JPG、PNG、GIF、BMP。
アプリケーションは、Flash7.0対応ランチャ、世界時計、スケジューラ、アラーム、ボイスレコーダ(WAV)、テキストビューア、日本国産ゲームの『Tale Tail』『かいてんパティシエ』を含む12本のゲームを内蔵、または付属。
パッケージ内容は、本体(リチウムポリマーバッテリ付属)、マニュアル、タッチペン、イヤフォン、USBケーブル、CD-ROMとなっている。