Googleは2日、Googleカレンダー / iCalユーザ用同期設定支援ツール「Calaboration」を公開した。動作環境はMac OS X 10.5以降、Apache License 2.0準拠のオープンソースソフトウェアとして無償提供される。

Calaborationは、CalDAVプロトコル経由でGoogleカレンダーとiCalを同期するための、環境設定支援ツール。Googleカレンダーに登録済のカレンダーをiCalに追加すると、以降iCalでくわえた変更はGoogleカレンダーに、Googleカレンダーにくわえた変更はiCalへとただちに転送され、データを常に同じ状態に保つことができる。

Googleは以前からCalDAVのサポートを推進しており、7月にはiCalとGoogleカレンダーの同期も実現されている。11月下旬には公式ブログ上でCalDAVの正式対応を発表、Mozilla Sunbirdとの同期が可能となるなど、同期可能なCalDAVクライアントも増加した。今回リリースされたCalaborationは、GoogleのCalDAVサポートの集大成的な意味合いで用意された、導入支援ツールという位置付け。

かんたんな操作でiCalとGoogleカレンダーを同期できる「Calaboration」