ミツカングループ本社はこのほど、「暮らしと鍋料理」に関する調査結果を発表した。これは、食卓と鍋料理の傾向を探るために同社が今年2月と10月に実施した調査結果を総合したもので、東京圏・大阪圏の20~50歳代の主婦から合わせて1,053件の回答を得た。

調査では生活必需品や食料品の価格上昇を踏まえ、1年前と比べての「暮らしの変化」を尋ねたところ、全体の半数近くが「苦しくなった」または「やや苦しくなった」と回答。家計をやり繰りするために食生活で心掛けていることについては「材料を無駄にせず使い切る」、「冷蔵庫の在庫をできるだけ利用する」などが7割以上の主婦から挙がった。一方、食費を切り詰めたときに困ることとしては「メニュー」、「品数」、「見栄え」が上位3位を占め、家計と食費のやりくりに苦慮しながらも食卓のレベルもキープしたい主婦の姿が浮かび上がった。

「節約した食事で困ること」ミツカングループ本社調べ

そんな主婦らから「冬のメニューの中で最も家計を助けるメニュー」として支持されたのは、やはり「鍋」。2位の「カレー」や3位の「うどん・そば」を押さえ、3割の支持を得て1位に輝いた。

「最も食生活節約になる冬メニュー」ミツカングループ本社調べ

鍋をするときの「節約ワザ」を聞いたところ、「冷蔵庫に余っているものをミキサーにかけて、すり身の団子にして鍋に入れる」、「もやし、ねぎなど安くてボリュームのある材料をたくさん使う」、「満腹感を感じるためにまず野菜をたくさん食べてから肉類やえびなどを入れる」「暖房費を浮かすために寒い日にする」などのユニークな回答が多く寄せられた。