堤真一、段田安則らが出演する『舞台は夢 イリュージョン・コミック』が、新国立劇場(東京・初台)にて3日から23日までの期間で上演される。
劇場構造を駆使した仕掛けの数々にも期待したい |
原作はフランス古典演劇の父と称されるピエール・コルネイユが、1630年代半ばに書き上げた喜劇。物語は失踪した息子を捜す父親が洞窟に棲む魔術師のもとを訪れたことから始まる。その魔術によって息子の波乱万丈な人生を垣間見た父親は、息子の非業の死をまのあたりにし、自らの命を絶つことを考え出す――。悲劇的様相の強い展開ながら、最後の最後に思わぬ大どんでん返しが用意されているのが"喜劇"作品たる所以だ。
劇中劇を巧みに利用したコルネイユ8作目となるこの戯曲は、当時のフランスで演劇そのものの社会的地位を向上させる原動力となったと言われるほどの作品。息子役を堤、魔術師役を段田が務めるほか、秋山菜津子や新国立劇場初登場となる高田聖子らが初演から400年近く経た古典喜劇を"21世紀のエンターテインメント"として繰り広げる。
『舞台は夢 イリュージョン・コミック』 | |
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日程 | 2008年12月3日(水)~12月23日(火) |
会場 | 新国立劇場 中劇場(東京・初台) |
作 | ピエール・コルネイユ |
演出 | 鵜山仁 |
キャスト | 堤真一、秋山菜津子、高田聖子、段田安則ほか |
料金 | S席7,350円、A席5,250円、B席3,150円 |