中田英寿とトップアスリート同士の1対1の対談で構成されるヒューマン×紀行ドキュメント番組『LANDSCAPE ~アスリート、その視線の彼方~』(BS民放5局共同特別番組)の制作発表会見が2日、行われた。会見には同番組に出演する陸上選手の為末大がゲストとして登場。撮影秘話を語った。
同番組はBS民放5局(BS日テレ、BS朝日、BS-i、BSジャパン、BSフジ)が展開している年末年始の特別編成キャンペーン「楽しいだけじゃ、ものたりない。」の柱となる企画。2006年、2007年に引き続き今年で第3弾となる。登場するアスリートは、上田桃子選手(ゴルフ)、北島康介選手(水泳)、杉山愛選手(テニス)、田中将大選手(野球)、為末大選手(陸上)の5名。それぞれが中田さんからの手紙を手がかりに、対談場所である韓国、スペイン、日本、ニュージーランド、ベトナムを目指す内容だ。
会見では、サニーサイドアップ代表取締役の小林正晴氏が企画趣旨を説明。企画段階から中田英寿氏を参画させたことで、「ここでしかありえないマッチングを生むことができた」と述べた。さらに演出などを担当したリーライダーすの李闘士男氏が登壇。ここまで収録を終えた杉山、北島、為末各選手の撮影舞台裏を紹介。「中田さんのインタビュアーとしてすごさを実感した」(李氏)とし、杉山編では伊達公子選手の復帰について、北島編ではスポーツは違えどお互いが持つコーチ論について、お互いの考えをぶつけ合う対談が展開されたことを明かした。
ゲストとして登場した為末大選手は、中田氏との対談の印象を披露。「なかなかカメラの前で本音を語らないイメージがありますけど、結構自分の本当に思っていることに近いことを喋ってくれてるなという感じがしました。これは日本人として僕が最初に聞いているんじゃないか、と思うような返答もあったのですごい楽しかったです」と感想を述べた。
さらに現在ニュージーランドで旅をしている田中将大投手に電話が。これから臨む中田氏との対談に緊張する田中投手に為末選手から「お菓子を持っていかないと一言も喋ってくれないよ」と珍アドバイスがなされた。
『LANDSCAPE ~アスリート、その視線の彼方~』は年末年始の12月28日~1月2日の5夜連続。放送時間は21:00~23:00。各選手の放送日と放送局の詳細はウェブサイトを参照。