世界中にコレクターがいる人気陶芸家リサ・ラーションの日本初作品集『リサ・ラーション作品集-スウェーデンからきた猫と天使たち』(ギセラ・エロン著/平石律子訳)が5日、ブルース・インターアクションズのPヴァイン・ブックスより発売される。20代~30代の女性に人気が復活しているという、素朴で温かみのあるかわいらしい作品などを写真で紹介している。価格は2,500円、B5判・全160ページ。
今でも現役の陶芸家として活躍しているリサ・ラーションは、スウェーデン陶芸学校卒業後、1954年にアーティストのスティグ・リンドベリに見出され、彼がアートディレクターを務めるグスタヴスベリ社の一員となった。復刻された作品は、日本のセレクト・ショップや雑貨店で販売されて人気を集めているという。
同作品集の内容は、陶芸家としてのリサのキャリアに焦点を当て、グスタヴスベリ時代を中心に動物などの人気シリーズや一点ものの作品から、工房でのクリエイターたちの休憩時間のショットまで、美しく味のある写真で構成されている。スウェーデンのフリーシャーナリストの著者は、リサのスタジオで本人に直接話を聞き、作品を数多く扱っているガムラスタンのアンティークショップ「レトロホーム」などで撮影を行ったという。人気シリーズの創作裏話やリサ本人の名言の数々も詰まっている。