若者層のマーケティング調査機関であるM1・F1総研はこのほど、首都圏で働く女性の"ご褒美消費"という側面から若者の消費実態を調査した。結果によると、20歳~34歳の女性層の2割近くが月に1回以上、洋服やアクセサリーなどの高額商品を購入しており、働く女性は自分へのご褒美消費に積極的なようだ。
同調査は10月に首都圏1都3県在住のF1(20歳~34歳女性)・F2(35歳~49歳女性)の会社員(経営者、正社員、派遣社員、契約・嘱託社員、公務員)を対象に実施した。洋服やアクセサリー、旅行など比較的高額な商品を「自分へのご褒美」として購入する頻度について聞くと、F1の17.9%が「月に1回以上」購入しており、F2と比較しても高い。ご褒美の最高金額はF1では平均344,670円で、F2の325,380円よりも高い。具体的に購入しているものは、F1・F2ともにいつでも手軽に購入できる「スイーツ」がトップとなった。F1では特にF2に比べて「アクセサリー」、「美容・エステ・マッサージ」、「化粧品」といった、自分を美しく見せるための商品・サービスの割合が高い。
さらに、自分へのご褒美をするタイミングは、F1・F2とも「ボーナスが入った時」が最も多く、お金が入るタイミングではない「ストレスと発散したい時」が次いで大きな機会のようだ。ご褒美消費をする頻度の高い女性ほど、自分の生活において仕事を重んじる傾向があり、将来的にも昇進を望むキャリア志向の高い女性がうかがえたという。