京王プラザホテルは12月1日、同ホテル4階の大宴会場「コンコードボールルーム」、同会場のホワイエ部分を新装オープンする。今回の改装は2003年度より約100億円を投じて実施している大規模施設改装の一環となる。

広さ1,320平方メートル(400坪)の同会場は、立食で1,000名、シアタースタイルで1,360名の収容力を備える。今回の改装では、拡張と先進性の調和を意識し、会場入り口には大理石をあしらい、壁面にはスエード風の生地、床と天井をつなぐ柱が特長。カーペットは"時代の波"を起こしていく会場ということで、水の波紋をイメージしたデザインを採用したとしている。

大宴会場「コンコードボールルーム」

大宴会場のエントランス。バリアフリーを意識しているという

エントランス付近のスペース。奥に見える光輝く支柱もリニューアルの特長の1つ

音響・照明に関しては、機能性を重視してノイズを防ぐA派帯ワイヤレスマイクを標準装備。スピーカーを35基設置し、どの市からも音声や音楽が鮮明に届くように配慮している。照明は、会議等でメモをとりやすいように1,000ルクスを採用。天井内部にLEDの照明を設置することで1,658万色を使った演出照明が可能だとしている。そのほか、スクリーンは2カ所に300インチのものを設置している。

演出照明を用いた際のコンコードボールルーム

施工費約17億円、施工期間6カ月をかけ完成した同会場は、年間稼働率は95%以上(同ホテル調べ)。規模、稼働率ともに都内でも有数の大規模会場として今後、学会や国際会議、パーティーなどで活用していくとのこと。

また同日、同ホテルで初となる女性専用のエステティックサロン「カージュラジャ エステティックサロン」が同ホテル南館8階にオープンする。30~40代の女性をターゲットとした同施設では、完全個室のトリートメントルーム、ゆったりとした気分で落ち着ける吹き抜けのリラクゼーションエリア、化粧品を自由に使用できるメイクアップルームなど細部への配慮が行き届いている。内装のデザインはイタリアのデザイナー、エレナ・ガッリ・ジャッリーニ氏によるもので、イタリアンモダンと中東・トルコのエッセンスを融合した独創的で洗練されたテイストとなる。トリートメントには同ホテルオリジナルメニューも導入していく。施設面積は約90坪。営業時間は月~土が10:00~21:00、日・祝日が10:00~18:00までとしている。

リラクゼーションエリア。吹き抜けの高さは同ホテル2階分だ

施術イメージ