日本クレジットカード協会は、ICクレジットカードに関する意識調査を実施、その結果を発表した。それによるとICクレジットカードの認知率は88.6%、クレジットカードを持っている人のうち、ICクレジットカードの所有率は61.4%となった。
この調査は同協会が2005年より行っているもので、今回で4回目。ICクレジットカードの認知率、所有率は1回目から徐々に増加傾向にあったが、今回は昨年の調査とほぼ同じ数字。ただし、その機能や利用方法についての設問では、昨年よりもやや理解が進んでいることが窺える結果となった。
またICクレジットカードの評価については、「暗証番号で決済できる」ことよりも、「偽造されにくい」「紛失、盗難にあった場合、悪用されにくい」といったセキュリティ面について関心が高い傾向があった。
ICクレジットカードは、ICチップを搭載することにより機能性・安全性が高いとされるクレジットカード。対応端末を設置した店舗では従来のサインの代わりに原則として暗証番号の入力だけで利用できるようになっている。