Lunascapeは、トリプルエンジンを搭載する同社の国産タブブラウザ「Lunascape5.0α(Genesis)」のα3バージョンを「Lunascape5 Genesis α3」(英語版)としてリリースしたことを発表した。

同社は、以前より、Lunascape4.7.3の英語版の発表や今年6月の米国シリコンバレーにおける「Lunascape Inc.」の設立など国産ブラウザとして世界に向けた準備をしてきたが、今回の発表では、「World's First Triple-Engine Browser」とした海外向けFLASHページを作成するなど本格的な告知を展開している。また、Lunascape5.0α3として12月初旬に日本国内バージョンのリリースの予定も明らかにした。

海外向けFLASHページ

開発者でもある同社の近藤秀和社長は、今回の発表において以下のようなメッセージを発している。

「英語バージョンのウェブブラウザは今までもリリースしていましたが、今回はメディアを巻き込んだ本格的なウェブブラウザの世界展開を、日本として初めて開始できたことを非常に嬉しく思います。

海外では食文化やコンテンツなどを中心に「Japan is cool!」と日本自体がブームになっていますが、残念ながら今までソフトウェアの世界ではあまり日本は存在感を示すことが出来ていませんでした。

今回のリリースでは米国を中心に中国、フランス、ロシア、スペイン、イギリスなど先進国は勿論数十カ国のメディアやブログで非常に好意的に受け止められ、1,000以上のブログで掲載されるなど大きな記事にしていただきました。

また日本発というところも強調して取り上げられ、中には「The coolest thing always come from Japan! 」などと書いていただいている記事もあり、とても光栄に思います。

今後は日本は勿論、世界をターゲットにウェブブラウザを中心としたITビジネスを展開し、世界中のITや文化の進化・発展に貢献して行ければと考えております」。