東芝ホームアプライアンスは27日、IH保温釜「RC-6PGS」を発表した。発売は12月1日で、価格はオープン。市場価格は3万2,000円前後と予想される。

同社が発売する小容量炊飯器としては最上級モデルとなる「RC-6PGS」。5年保証の「1品削り出し鍛造厚釜」を採用する

今回発表されたRC-6PGSは、3.5合炊きだが、現行小容量モデルよりも、1クラス上の性能を持つ製品。最大の特徴となっているのが、同社独自の「溶湯鍛造」内釜に、釜底と上縁に厚みを残すように、1品ずつ削り出し加工を加えた「1品削り出し鍛造厚釜」の採用。作業は、1つずつ、人の手で行われているという。内釜の内側にはダイヤモンドチタンコート、外側には銀コートが施され、高速沸騰と炊きムラの少ない均一加熱を実現するという。また、内釜のフッ素コーティングは、はがれた場合でも新品に交換される5年間保証となっている(従来モデルでは3年保証)。

本体には、熱を逃がしにくい発砲PP断熱構造を採用。保温時の温度ムラを抑えるだけでなく、エネルギー効率もアップ。年間消費電力量は53.0kWh/年、2008年度の省エネ基準達成率は100%となっている。

なお、季節によって異なる最適な浸し時間を自動的にコントロールする「年中ぴったり浸し」、予約炊飯でも米が崩れにくい「ふっくら予約炊き」などの機能も採用されている。炊飯コースは「白米」「無洗米」「炊込み」「早炊き」「玄米」「発芽玄米」「玄米がゆ」「雑穀米」「おかゆ」の9種類。予約タイマーも2系統装備される。本体のサイズは230(W)×192(H)×315(D)mmmm。質量は約3.0kg。