楽天リサーチはこのほど、FX(外国為替証拠金取引)に関する調査結果を発表した。調査は同社の登録モニターのうち、実際にFXを行ったことがあるかもしくはFXに興味を持つ全国の20~60代の男女計1,000人を対象に10月に実施された。

調査によると、FXを実際に行ったことがある人は20.1%。そのうち「現在も行っている」とする人は13.2%にとどまり、意外な少なさを見せた。その一方で「していないが、近日中に始めようと思っている」との答えは4.9%あった。

FXの取引経験・興味関心

FXを始めたもしくは興味を持ったきっかけについて複数回答で尋ねたところ、最も多かった回答は「インターネット」で73.5%。以下、「テレビ」(26.5%)、「雑誌」(16.1%)、「友人、知人からの紹介」(15.6%)、「新聞」(14.4%)と続いた。

FXを始めたきっかけまたは興味を持ったきっかけ(複数回答可)

FXの取り扱い会社で知っている会社を挙げてもらったところ、トップ3は「楽天証券」(77.4%)、「外為どっとコム」(56.4%)、「SBI証券」(40.7%)という順位となり、実際に口座を開設している会社として挙がったのも同じ順位だった。

FXの会社で知っている会社(複数回答可)

また、FX取引をする際の情報源としては「マネー関連のインターネットサイト」が43.5%でトップ。2位以下は「FX会社のホームページ」(31.2%)、「新聞」(26.6%)、「ブログやSNS、掲示板などインターネット上のコミュニティ」(19.4%)と続き、ネットを情報源としている人が非常に多いことがわかった。

FXの情報収集源(複数回答可)

なおFXには「レバレッジ」「スワップ」「スプレッド」「ロスカット」などの独自の用語が存在するが、これらの用語の理解度は2~3割にとどまった。