ネットマーケティングのアイシェアは27日、喫煙とガンに関する意識調査の結果を発表した。調査は20代から40代の男女420名を対象に行われたもので、回答者のうち喫煙者は25.2%。
調査によるとガン保険などの生命保険への加入率は非喫煙者では58.3%、喫煙者では62.3%で、喫煙者の方がやや高いことがわかった。なお、喫煙者のうち最も喫煙量が少ない「1日数本ほど吸う」とした人の保険加入率が最も高く、ヘビースモーカーではない人の方が自身の健康を気にしていることがうかがえた。また、全体としてガンになった身内がいる人のほうが保険加入率も高いことが判明した。
ガン保険に加入しているとした人に保険内容についての理解度を聞いたところ、非喫煙者では67%の人が「理解度50%以下」と回答。一方喫煙者では50%の人が「理解度80%」と答えており、自らが加入しているガン保険の内容についても喫煙者のほうがしっかり理解していることがうかがえる。
ガン検診については非喫煙者の半数近くが「検診したことは無い」と答えたのに対し、喫煙者では33.0%と低め。また、4人に1人が定期的もしくは不定期に「検診している」と回答した。総じて喫煙者のほうがガンへの意識が高いことを示す調査結果となったが、逆に見るとガンを気にしながらもたばこをやめられない喫煙者の姿を映し出していると言えそうだ。