オリックス証券は12月中旬をめどに、CFD(差額決済契約)サービス「オリックスCFD」の提供を開始する。これまでCFDを提供していたのは国内では3証券会社のみで、オリックス証券の参入はネット証券業界では先駆けとなる。
CFDとは世界各国の株式・商品・債券・株価指数などの原資産の値動きを反映する金融派生商品で、原資産を保有することなく差金決済で取引するもの。差金決済取引のため証拠金の範囲内であれば1日に何回でも取引が可能で、証拠金の数倍から数十倍までの取引が可能になる「レバレッジ」を取り入れているため、少ない資金でも効率的な資金運用ができるのが特徴。
「オリックスCFD」の取扱予定銘柄は日経225・ダウ工業株30種平均・ナスダック総合指数など各国の主要株価指数先物、金やWTI原油先物などの商品先物、主要市場の個別株、ETF。取引ツールとしては多彩な注文機能を搭載しているほか、70類以上のテクニカル指標を装備しており、取引に役立つロイターニュースの配信も行う。
なお、サービス提供開始日やレバレッジの最大倍率については今後発表される。