KDDI、沖縄セルラーは25日、au携帯電話の一部機種において実際には使用していない「au.NET」の利用料金を誤って請求していたことを明らかにした(KDDIのリリース)。携帯電話におけるソフトウエアの不具合によるもので、誤って請求された料金は利用者に返還される。

au.NETは、携帯電話やデータ通信カードをPCに接続してインターネットを利用する際、申し込み不要で利用可能としたサービス。実際に利用した月のみ月額利用料(945円)が請求され、通信料金は送信・受信量に応じた従量制となっている。

今回の件では特定の条件下において実際には利用していないau.NETへの接続情報が記録され、ユーザーに月額利用料と通信料が請求されたという。対象となる期間は2006年9月21日から2008年10月31日まで。対象機種は、2006年9月21日以降に発売されたカシオ計算機製、日立製作所製、パナソニックモバイルコミュニケーションズ製の計14機種、16,851回線。合計1,672万543円が誤って請求された。

現行ユーザーには、2008年12月請求料金において誤請求金額分を減額する形で返金。10月31日までにauを解約したユーザーには、書面を送付し、返金方法を案内するとしている。なお、書面の送付先は解約した時点の宛先となる。同社では、これまでのau.NET利用料金に不明な点のあるユーザーで12月末頃までに書面が届かなかった場合はお客様センターへ連絡するようアナウンスしている。

対象機種
カシオ W43CA、W51CA、W52CA、W53CA、W61CA
日立 W43H、W43HII、W51H、W52H、W53H、W61H
パナソニック W51P、W52P、W61P
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