ポルシェ、4ドア グランツーリスモ「パナメーラ」の写真を公開

ポルシェAGはこのほど、4ドア グランツーリスモの「パナメーラ(Panamera)」の最終的なスタイリングを示す写真を初めて公開した。パナメーラは2009年の春に公開され(ワールドプレミア)、同年の夏の終わり以降に世界で販売が順次開始される予定。

4ドアのグランドツーリングスポーツカーとして開発される「パナメーラ」は、スポーティなドライビング、ゆとりと実用性に富んだ室内、グランツーリスモの走行快適性など、数多くの特長をポルシェならではの手法で融合したモデルになるという。ポルシェのラインナップとしては、スポーツカーの「911」や「ボクスター」「ケイマン」、SUVの「カイエン」と並ぶ、第4のモデルレンジの形成が期待されている。

ボディサイズは、全長4,970mm、全幅1,931mm、全高1,418mm。競合するほかの4ドアモデルより幅広く、さらに車高は低く抑えられているという。オーバーハングを短くし、スポーティなシルエットとしている。シートはエルゴノミクスに基づいて設計され、高い快適性を確保。リヤシートは可倒式とし、ラゲージルームを自在にアレンジできる。

パナメーラには専用の新開発エンジンが搭載される。詳細は明らかになってはいないが、排気量に応じて300PSから500PSの最高出力を発揮。一部にはターボチャージャーやダイレクト・フューエル・インジェクションも装備する。エンジンはフロントに置かれる。トランスミッションは6速マニュアル、もしくは7速ポルシェ・ドッペルクップルング(PDK)が組み合わせられる。また、後輪駆動モデルだけでなく、4WDモデルも用意さる。

既報のとおり、同社はこれらに加えてハイブリッドエンジン搭載モデルの市販化も予定している。トランスミッション、走行性能、価格などは来春に発表されるという。