関西初上陸となる史上最大のお笑いフェスティバル『LIVE STAND 08 OSAKA』が22日、大阪・南港のインテックス大阪で開幕。東西の新喜劇メンバーが競演する「LIVE STAND 新喜劇」にナインティナインの岡村隆史がゲスト出演し、会場を盛り上げた。

今田耕司(左)&内場勝則(右)の東西新喜劇両座長、岡村隆史の共演は貴重!

東京「ルミネtheよしもと新喜劇」で座長を務める今田耕司、大阪「吉本新喜劇」の座長・内場勝則、川畑泰史をはじめ、ベテランの池乃めだか、島木謙二、さらに山崎邦正、藤井隆、山田花子ら人気メンバーによる「LIVE STAND 新喜劇」は、今年4月に千葉・幕張メッセで行われた『LIVE STAND 08』でも上演され、好評を博したスペシャル企画。大阪では、このメンバーに岡村が加わり、さらに豪華な東西融合の新喜劇が実現した。

じつは十数年前、大阪・NGKで新喜劇に出演したことがあるという岡村。本番では、ともに"チビっこ"キャラの池乃と、低い位置でキックの応酬をするなど子どものようなケンカをする当時のかけ合いギャクを熱演。「懐かしいな。昔、新喜劇で2、3回やったな」と言う池乃に「そやな」と照れくさそうな表情を見せる一幕も。また、テレビ番組の企画で"オカザイル"として話題を呼んだ、見事なEXILEのダンスも披露し、大歓声を浴びていた。

ちっちゃいおっさんコンビ? の熱演に会場から「カワイイ~」の声が

終演後に行われた記者会見では「楽しかったですけど、緊張しました。でも、いい緊張感でした」と舞台の感想を語った岡村。ただ、「いきなりめだかさんの登場を飛ばそうとしてしまったり、ギャグで島木さんが『困った困った』と言った後に、『こまどり姉妹』と言わなければいけないところを『マイケル・ジャクソン』と言ってしまったり」といったミスもあったそうで、「自分としては減点ポイントが多い。明日はちゃんとやります(笑)」と反省しきりだった。

「LIVE STAND 新喜劇」に出演した東西の新喜劇メンバー。 前列左から、山崎邦正、池乃めだか、岡村隆史、内場勝則、今田耕司、島木譲二、山田花子
後列左から、COWCOW(多田健二・山田よし)、大山英雄、川畑泰史、藤井隆、宇都宮まき

一方、"座長"の今田は「岡村くんがEXILEを踊ってくれて、会場がめっちゃ盛り上がった。大阪だけでしか見られない企画ということで、お客さんも大満足してくれたんじゃないですか?」と満面の笑顔。さらに、本番前に2回しかリハーサルができなかったことで岡村が「個人的に僕に電話してきて『あの場面なんですけど、こうした方がいいですかね?』って相談してきたんです」と裏話を明かしたが、これを聞いた山崎も「僕のとこにも電話がかかってきましたよ!」と演技の相談を受けたことを暴露。「みなさんの意見を聞こうと思って……」と言う岡村に、今田から「おまえ、どんだけマジメやねん!(笑)」というツッコミが飛んでいた。

『LIVE STAND 08 OSAKA』初日、22日のオープニングは西川きよしの絶叫で幕を開けた

なお、『LIVE STAND 08 OSAKA』は23日も開催。桂三枝によるオープニングセレモニー(12:00~)からスタートし、ステージではタカアンドトシ、FUJIWARA、オリエンタルラジオ、麒麟ら人気コンビや、ケンドーコバヤシ&たむらけんじのスペシャルユニット“Wこばやしーず”などがネタを披露。岡村ら出演の「LIVE STAND 新喜劇」は15:00から上演される。