フライングモールのブースでは、電力制御や電力合成加算技術などの展示に加えて、12月1日に発売予定のニアフィールドユーススピーカー「MAS-3M」(メーカー希望小売価格7万8,750円/1本)を出展している。
同スピーカーは、2.8Lという小型のバスレフ型キャビネット(一般的なPC用の外部スピーカーを、その高さだけ2倍にしたようなサイズ)に80mm径のコーン型ウーファーと20mm径のソフトドーム型ツイーターを搭載しているアクティブスピーカー。ところが、このコンパクトなサイズにもかかわらず、30cmウーファーを搭載したのと同じレベルの低域再生を実現している。
これを実現しているのが、ウーファーに採用されているリアルタイムNFBサーボ。ウーファーの振動板の動きを静電容量方式のセンサーでリアルタイムに検知して入力信号と比較。入力信号と同じ動きになるように補正をかけるというものだ。また、アンプは同社の超小型デジタルプリメインアンプ「CA-S3」と同様に、小音量から大音量まで同じ音質で鳴らすBi-Phase PWM。さらに、チャンネルデバイダーにより、2kHzを境に高域と低域を分割、それぞれ独立したデジタルアンプで増幅を行うマルチチャンネル構成も採用されている。なお、ウーファー/ツイーター用の両アンプのの最大出力は26W。
また、最大7mm厚のアルミ無垢材を使用したキャビネットは、上からみると、放物線のような形状。定在波の発生を抑えるものとなっている。なお、本体のサイズは幅110mm(最大)×高さ270mm×奥行き169mm、質量は4.0kg。入力端子はRCAピンプラグで、電源はAC100V。