田口製作所のブースに展示されているのが、同社のオリジナルシステム「REX060-180」(価格13万2,300円)とアクティブスピーカー「Voice(CUBE060-SAP)」(価格18万9,000円)。
REX060-180は、コンパクトなスピーカー2本と純正のアンプとしてBJ ELECTRICの「SM-P1」を組み合わせたもの。スピーカーは、筒形のキャビネットの上面に60mmフルレンジユニットを設置、さらにその上にリフレクターを置くことで、サウンドを360°に広げるという構造。小音量でもバランスの良いサウンドを楽しめるシステムだ。また、キャビネットはフィンランド産のパーチ素材の薄板を積み重ねて作られたモノコック構造。表面は、植物性の油脂のみで仕上げられたアースコート塗装仕上げ。堅牢さだけでなく、設置場所を選ばない質の高いデザインを実現している。
Voiceは、女性ボーカルの忠実な再現力を特徴としたアクティブスピーカー。キューブ型のキャビネットの6面にスピーカーユニットを配置したユニークな形状を採用している。6本のユニットのうちの2本はパッシブラジエーターで、残りの4本はそれぞれ左右チャンネル用に2本ずつが割り当てられており、1本のスピーカーのみでステレオ再生を実現する。キャビネットは、REX060-180と同様にフィンランド産パーチ材を張り合わせたもので、仕上げもアースコートとなっている。アンプ部分は同社とBJ ELECTRICとの共同開発によるもの。キャビネットを支えるアルミダイキャスト製のスタンド内に組み込まれている。また、スタンド部には、最近では珍しいVUメーターも搭載される。