映画『ブラインドネス』公開記念イベントが19日、都内の東京ミッドタウンで行われ、お笑いコンビのデンジャラスとモエヤンが変装姿で登場した。
『ブラインドネス』は、ノーベル賞作家ジョゼ・サラマーゴの『白の闇』が原作のパニック・サスペンス。一人の日本人男性が突然視力を失ったのをきっかけに、世界中に広まり失明者を増やし続ける伝染病〈ブラインドネス(白の闇)〉。本作では、この謎の伝染病に混乱する世界を描くことで、人間の本性や社会の恐怖をあぶり出すという。出演はジュリアン・ムーア、マーク・ラファロほか、日本から伊勢谷友介、木村佳乃も参加している。
イベント会場に最初に現れたのはモエヤンの二人。「映画の世界観を表現した」という真っ白なタイツと地球のかぶり物を身につけ、「ブラインドネスヤッホー」と映画名をもじった新ネタを披露しつつ登場した。
映画の感想を求められると、久保は「人種とか社会的立ち位置とか乗り越えて人々が尊敬し合って、助け合って生きていくことが大切なんだということを痛感させられる」とまじめにPR。一方の池辺は「ハラハラ・ドキドキがずっと続きます。ノーブラのような感じです」とコメントし、会場の笑いを誘った。
その後、アメリカ国歌の鼻歌をバックにオバマ大統領に扮したノッチが登場。「Yes we can! 相方をCHANGE!!」など片言の英語でギャグを放っては、SP役の安田に強烈なツッコミを入れられていた。
「オバマ氏のそっくりさん」ということで最近はテレビやイベントに引っ張りだこのデンジャラス。「去年の10月は7日しか仕事がなかったのが、今年の10月は7日しか休めなかった」と本人たちが話すように、二人の仕事は順調に増えている様子。それだけに先日のアメリカ大統領選の行方はかなり気になっていたようで、オバマ氏の当選が確定した瞬間に奥さんからノッチに電話がかかってきたのだとか。電話で泣きながら「おめでと~」と祝福する奥さんの言葉に、ノッチも「俺、頑張ったよな」と思わず涙ぐまずにはいられなかったと感動的(?)なエピソードが披露された。
なお、「日本にいるもう一人のオバマ氏(ザ・ニュースペーパーの松下アキラ)をどう思いますか?」との質問に、「僕はノーメイクで似てますから」とノッチは即答。「大きな声では言えませんが、本人公認です!」と絶叫しライバル心を露わにした。
『ブラインドネス』は、11月22日丸の内プラゼールほか全国ロードショー。