米Hewlett-Packardは11月19日 (現地時間)、マルチタッチ・テクノロジーを備えたコンシューマ向けノートPC「HP TouchSmart tx2」を発表した。タッチスクリーンを搭載したオールインワン型のデスクトップPC「TouchSmart desktop PC」シリーズと同様、画面に手で直接ふれながら、選択、ドラッグ&ドロップ、ダブルタップ、拡大・縮小、フリックなどの操作が可能。写真/ 音楽/ ビデオ、Webブラジングなどをマルチタッチ・ジェスチャーで楽しめる。

TouchSmart tx2はディスプレイを回転することで、PC、タブレット、ディスプレイの3つのモードを切り替えられる。ディスプレイは対角12.1インチ、WXGA (1280×768ピクセル)のLEDバックライト液晶。マルチタッチに最適化されたメディアソフト「HP MediaSmart」を通じて、映画、音楽、写真、TVオンデマンドなどを楽しめる。TouchSmart PCのユーザーインターフェイスを取り入れたMediaSmartは、今年9月にHP HDXノートPCに初めて搭載された。HPはtx2に続いて、同ソフトを今後の全てのコンシューマ向けノートPCにプリインストールする計画を明らかにしている。ほかにもtx2では、Microsoft OfficeやWebブラウザ、画像ソフトウエアなどで、購入後すぐにマルチタッチ・ジェスチャーを活用できるそうだ。

HP TouchSmart tx2

米国の一部報道によると、HPはマルチタッチソリューションにイスラエルのN-trigのDuoSenseテクノロジーを採用している。DuoSenseは、タッチとデジタルペンの両方を快適に使えるのが特徴。tx2のOSはWindows Vista Home PremiumまたはUltimateで、タブレットPCとして活用できるようにデジタルペンが付属する。

本体サイズは306×224×31ミリで、重量は約2.1キロ。CPUはAMDのTurion X2 Ultra Dual-Core Mobile ProcessorまたはTurion X2 Dual-Core Mobile Processor。3GB DDR2、ATI Radeon HD 3200 (64MB)、250GB HDD、8X DVD+/-R/RWドライブという構成で、価格は1149.99ドルとなっている。