日立マクセルは19日、ノイズキャンセリングヘッドホン「HP-NC20.IP」を発表した。発売は12月12日で、価格はオープン。市場価格は8,000円前後と予想される。
HP-NC20.IPは、カナルタイプの密閉型ヘッドホンにノイズキャンセリング機構を組み合わせた製品。一般的なノイズキャンセルヘッドホンでは、単4型の電池などを電源として使用することが多く、そのため、普通のヘッドホンに比べてサイズが大きくなったり、プレーヤー用とは別に電源を持ち歩かなければ行けないといった面倒があったが、同製品では、iPodのDockコネクタに接続することにより、そこから電源も取る仕組みで、ノイズキャンセリングヘッドホンとしては珍しく、専用の電源を必要としないモデルとなっている。
本体は非常にコンパクトで、質量も22gと超軽量だ(コード含む)。なお、Dockコネクタに接続する関係から、iPod側のボリュームコントロールは動作しなくなるため、音量調節は、Dockコネクタに搭載されたスライド式ボリュームで行う。
対応するiPodは、第4世代/第4世代(カラー液晶)/第5世代(ビデオ)/classic/mini/nano(第1〜4世代)/touch(第1-2世代)。同社によると、幅広い種類のiPodに対応した、電源レスのノイズキャンセルヘッドホンは、国内初とのこと。
ノイズキャンセル部分はPhitek社のANR(Active Noise Rejection)システムを採用。ノイズキャンセル後に低減したノイズを検出し、その逆位相の音を加えるという過程を繰り返すフィードバック方式により騒音のみを、約1/9にまで減らすという。
コードの長さは、約95cm。一般的なカナルタイプのヘッドホンと同様に、S/M/Lのイヤーピースが付属する。