NTTドコモは17日、複数の携帯電話に対して、iモードのオプション設定やデータバックアップなどを一括して行える法人向けサービス「ビジネスmoperaあんしんマネージャー」に新機能を追加した。今回追加したのは「遠隔初期化」「遠隔カスタマイズ」機能で、11月19日より提供を開始する。
「遠隔初期化」機能は、管理対象となる携帯電話が紛失・盗難にあった場合、管理者が携帯電話内のデータを初期化できる機能。対応機種は、F-01A/F-03A/P-01A/P-02A/P-03A/P-04A/P-05A/SH-01A/SH-03A/SH-04A/N-01A/N-02A/N-05A/F905iBiz/F1100。一部の対応機種では、microSDカード内のデータやFOMAカードに保存されたデータまで初期化できる。同機能の導入には、ビジネスmoperaあんしんマネージャーの月額基本料とは別に、利用回線数に応じたオプション料金(1~10回線の場合、月額1,470円)が必要。
「遠隔カスタマイズ」機能は、管理者が携帯電話の機能設定(カメラ/電話帳/赤外線/ロック/ワンセグなど)を強制的に行える機能。同機能を導入すれば、携帯電話利用者からは機能設定の変更ができないため、会社・組織単位で携帯電話利用のセキュリティーポリシーを統一できる。対応端末は、F-01A/F-03A/F905iBiz。導入には、携帯電話の利用台数に応じたオプション料金(1~10台の場合、月額735円)とカスタマイズ設定料金(1回のカスタマイズ設定ごとに、1台あたり315円)が必要。
なおドコモは、今回の機能追加に伴い2008年11月19日から2009年5月31日まで、カスタマイズ設定料金を無料にするキャンペーンを実施する。