老舗時計店の天賞堂(東京・銀座)は、オリジナル・ウォッチの最高級機「天賞堂プレステージ」を発売する。発売時期は11月中を予定しており、価格は77万7,000円。天賞堂は、創業1879年(明治12年)。同店は文豪・夏目漱石も通い、作品中に店名を挙げたといわれる名店だ。かつては、ジラール・ペルゴ、オメガ、ゼニット(ゼニス)といった高級インポートウォッチの代理店も務めたという。
今回発売する最高級機「天賞堂プレステージ」に搭載されるムーブメントは、数々のスイス製高級クロノグラフ(ストップウォッチ+積算機能付きウォッチ)のベースとなるETA社製「バルジュー7750」。ブレスには、美しさと堅牢性を長期間保ち続けることができるという「センテニアル(100年)ブレス」を採用している。また、個々のパーツを精巧に組上げて構築することで、パーツ単位でのメンテナンス、再研磨を行うことができ、恒久的な美しさと永続使用を可能にするという。そして、エレガントなフェイスデザインは、高級時計を知り尽くした天賞堂ならではのこだわりを演出したものとのことだ。
主な仕様は、SS(ステンレススティール)ケース、サファイヤ風防、ケース径41.5mm、クロノグラフ機能、月齢表示、針式日付表示、10気圧防水、シースルーバック、クロコダイル革ベルト(紺・茶)2本セット、限定20本。