がまかつは、テンカラ釣りにおける重要な要素である「キャスティング」性能に重点を置いて開発したというテンカラ竿「がま渓流 テンカラ 幻翠莱(げんすいらい)」2モデルを12月上旬に発売する。
テンカラ釣りとは、渓流で行われる日本古来の毛針釣りで、ライン(糸)の重さのみで毛針をポイントにキャスティングする釣法。通常なら、飛ばしウキやオモリなどが重心となる振り子の原理で仕掛けを送り込めるが、テンカラ釣りは重心が定まらないラインの重さを利用するため、ラインコントロールによって毛針を送り込む必要がある。
同製品は、穂先付近に反発力の高いカーボン素材を、手元付近には粘りのあるカーボン素材を配置し、ラインコントロール性能を極限まで引き出したとのこと。また、操作性に優れたチューブラ穂先の採用によって、安定したナチュラルドリフト(流れに乗せて仕掛けを流すこと)が可能という。標準全長が3.4mと3.8mの2モデルが用意されており、仕舞寸法はどちらも55cm。価格は3.4mのモデルが3万2,000円(税別)、3.8mのモデルが3万5,000円(税別)となっている。