富士重工業は13日、コンパクトカー「DEX(デックス)」を発売した。同社では、4月にトヨタ自動車、ダイハツ工業と、開発や生産における協力関係を発表しており、DEXはその一貫としてダイハツ工業よりOEM供給を受けるもの。エンジンは1.3L、トランスミッションは4速ATで、駆動方式はFFと4WDが用意される。価格は143万8,500円~188万7,900円。
「DEX」は、トヨタ自動車とダイハツ工業との協力により、ダイハツ工業によって生産されるモデルで、その外観からトヨタ「bB」、ダイハツ「Coo」と同じプラットフォームと思われる。なお、エンジンは可変バルブタイミング機構付き1.3L直列4気筒DOHC16バルブエンジンのみで、bBやCooでラインアップされる1.5Lモデルは用意されない。
乗車定員は5名。ベンチシートとコラムシフト、足踏み式フットパーキングブレーキの採用により、停車時に左右へのウォークスルーが可能となっている。リヤシートは6:4分割式の左右独立リクライニング機構を採用。オートエアコンには、カビ菌の活動を抑制するプラズマクラスターを採用し、花粉除去モードも備える。また全車にキーレスアクセス&スタート機構を装備したほか、デュアルSRSエアバッグを標準装備した。このほか、SRSサイドエアバッグ、SRSカーテンエアバッグをメーカー装着オプションとして設定する。